pneumalogue

おすすめ作品

『氷の城壁』で描かれる心の成長と、対等な関係性

阿賀沢紅茶さんのデビュー作『氷の城壁』を読み終えて、満足感に浸っている。 目次 心理模写 対等な関係 余談 心理模写 登場人物の心理模写が、ここまで細かく描かれた漫画はこれまでに存在しただろうか。 スマホで読むことを意識した縦スクロール漫画...
おすすめ作品

『明日、私は誰かのカノジョ』毒親と絶交後も人生甘くない

『明日、私は誰かのカノジョ』が17巻で完結し、もう終わってしまったのかという寂しさと同時に、不完全燃焼を感じている。 なぜなら私は、毒親と絶交した後も苦悩は続くのが現実的だと思っているから。「なんで私を捨てたの」「今度は私がお母さんのことを...
おすすめ作品

子どもをねらった性犯罪における社会の脆弱性

『Murder of Childhood(邦題:なぜ少女ばかりねらったのか)』を読み終え、子どもを狙った性犯罪における社会の脆弱性と、脱本的な対策の実践と課題を学び、児童性虐待僕別への希望と絶望が入り乱れている。 本書は、30年で数百人規模...
日記

『血の轍』17巻、最終話に覚える違和感

⚠︎ネタバレ注意清一がお母さんの介護をし、最後を見届けて、死んだ直後から開放感を味わってるところや、老人になって母親の顔が思い出せなくなっているくだりなんかは、同じ毒親育ちでも自分とは全然違うなと当たり前なことを感じた。私はそもそも両親と絶...
おすすめ作品

ゴミ削減のためZERO WASTE情報の収集はじめた

リサイクル♻︎しているからエコ活終了✴︎なのではなく、 「使い捨ての量を減らす」工夫をしないと、リサイクルも追いつかず、ゴミが増える一方。 Netflixドキュメンタリー「BROKEN」のEP4「まやかしのリサイクル」を観て、 分かっていた...
トラウマケア

ゲシュタルトセラピー4回後の変化【トラウマケア】

ゲシュタルト療法で、声と涙と鼻水を出し、心のデトックスができたことで得られた、気づきと変化について記録します。 自分を責めない 私が自己紹介をした後、セラピストは「あなたは悪くない」と言いました。 私にも、そう思いたい部分はありますが、加害...
トラウマケア

性被害でお風呂もトラウマ 2週間ぶりのシャワーと心の変化

性被害でお風呂もトラウマ 2週間ぶりのシャワーができるまで 突然ですが、お風呂・シャワーに定期的に入れてますか? 毎日、じゃなくても、数日に一回とかでも。 私は、そこまで頻繁に入れないことの方が多いです。 幼児の頃から始まった性被害などによ...
おすすめ作品

「NO」と言う SATCサマンサ役キム・キャトラル不在の影響力

作/犯免狂子 ニューヨークでキャリアウーマン4人組の恋愛模様を描くドラマ『セックス・アンド・ザ・シテ(SATC)』の新シーズン『AndJustLikeThat(『SATC新章』)』に、サマンサ・ジョーンズの姿がないという違和感は半端なかった...
おすすめ作品

映画『エブエブ』 の異次元な挑戦状。

機能不全家族のカンフーアクションSF系コメディー映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)は色んな次元で画期的だ。 「マルチヴァース(多元宇宙:現実世界とは別に複数の宇宙・パラレルワールドが同時に存在するという概...
トラウマケア

「もっと辛い人がいる」という鈍器から心を守る

ハゲワシと少女 「他人の不幸と比較する」自己防衛本能が危害に 「世の中には可哀想な人が大勢いて、彼らに比べたら私は恵まれている」 「アレは性虐待なんかじゃなくて、親の愛情が強すぎただけ」 「あの記憶は、ただの悪夢」 「他人の不幸と比較」した...