自己愛性パーソナリティ障害者NPDから逃げる【ナルシスト対策】

日記

自己愛性人格障害者NPDから逃げる【ナルシスト対策】

ナルシスト(自己愛性パーソナリティ障害者)に疲弊している人へ

私の成功体験で少しでも楽になれば幸いです。

💭NPDの隣人、不吉な予感

シェアハウスに新しく入る人が私の隣の部屋に住むと聞いて気持ちが沈んだ。

1969年に建てられたこの古民家は壁が薄く、生活音が筒抜け。

過去の隣人たちの騒音や悪臭などの影響を受けてきたので不安になっていたのだが、新しい隣人がもたらす災難は、今までの不快な体験をはるかに超えてきた。

🤗馴れ馴れしい男から

新しい隣人は20代後半〜30代前半くらいの一見、物腰が柔らかく爽やかそうな男性(以後NPD男と呼ぶ)。だが、毎朝6時台に流れてくる英語のラジオは私にとって不快な目覚ましになった。

しかも私の朝食と時間が重なり、毎朝キッチンで顔を合わせるようになった。彼の「目玉焼きですか〜?」という見ればわかる問いや、いちいち「何を作っているんですか〜?」という質問はまるで私の行動を逐一観察されているかのようで、小気味悪い。

私が家族と英語での通話してるのを聞かれ、身の上話についても「え〜色々聞きたい〜♪」と言ってくる。

引っ越してきて間もないとある朝、突然「今度、ご飯に連れてってくださいよ〜♪」という甘えられ、さらに警戒心が高まった。なんの義理でそんなことを私がしないと行けないんだ???シェアハウス歴7年以上の私だが、ここまで馴れ馴れしい人は会ったことがない。「おすすめな店なら教えますよ」と答えるのが精一杯だった気がする。

話し方からして、心はオネエなのかな?と思ったけど、越してきた理由が同棲していた彼女との別れと言っていた。既に他の女性入居者複数人と個別に映画に行ったり、パーティに行ったりしているという。ここを『テラスハウス』と勘違いしているようだけど、私を巻き込むのだけはやめてくれ。

接触時間を最低限にするために、朝食を自室に持ち帰る。その度、彼から「良い一日を〜♪」と明るく声をかけられる。その胡散臭さが鼻についているのを悟られないように私は「ありがとうございます」と返していた。

💥不意打ちを食い

一週間も経たないうちに、耐えられず彼の部屋をノックした。心臓がバクバクしながら「ラジオはイアホンで聞いてもらえませんか?」とお願いすると、彼は「あ、はい。言ってくれれば」と言って応じてくれた。「言ってくれれば」?という余計な一言にイラッとしながら、胸を撫で下ろしたのも束の間。

その直後に「今度、一緒にご飯に行きません?」と誘われ、私は不意を突かれた。「ああ、はい」と返事をしてしまったが、社交辞令だろうから気にすることはないと自分に言い聞かせた。

翌朝すかさず、おすすめな店を聞かれたので、口頭で教えたところ「LINEに送ってくれると」と言われた。「くれると」ってなんだ?メモれよ。面倒臭せーっと思ったが、届いていた友達申請とメッセージに仕方なく返信。すると「こういう店に行きたいと思ってたんです……一緒に行きたいです」と返事がきた。内心「調べれば出てくるだろう」「勝手に行ってくれよ」と思いつつ、リアクションだけ付けた。

次の日も「一緒にご飯行きたいなと思っていてー」と独りよがりな要求が続き、私はどうやってこの状況から穏便に逃れられるかと考えを巡らせていた。

私は普段から、良店の開拓を優先するため、気に入った店を見つけても滅多に通わない。数少ない友達をもてなす時など、ここぞという時に再訪したりする程度。2人以上でないと注文できない料理を出す店なら他人を誘う意義はあるかもしれないが、そういう店は夜からの営業だったり単価が高かったりする。デートにも使われるそうな店を提案し、勘違いされるのはご免である。

「単独行動が多いので、私からお誘いすることはないと思います」と伝えた。すると翌日、彼は「今週の土曜日どうですか?」と聞いてきた。私は「スケジュールを確認します」と一旦逃げたが、週末の度に誘われるのは厄介なので作戦を練った。

🚧境界線を張りまくったら

まず「今週の木曜日の15時頃、彼氏がお邪魔します」というメッセージを、シェアハウスのグループLINEに流した。

その直後、NPD男に「土曜日は都合がつかず、ごめんなさい。週末は仕事が入っているんですが、平日の15時くらいなら割と時間を作れます。家でお茶でもどうでうか」と個別にメッセージ。

彼氏の存在を間接的に伝えた上で、会社員にとっては誘いにくい平日の時間を提案し、あくまで「お互いの都合が合わず残念ですね」を匂わす戦法だ。しかもこの提案に嘘は一つもない。週末は人混みを避けるために引きこもっているし、平日なら毎日15時頃にはどの道1人でお茶をしており、その際に話し相手がいればいいなと思っていた。この真心あるバリアを張れたことに自画自賛していた。

すると彼から「お茶いいですね!平日ですか…来月の頭に有給をとる予定があるので、その時にでもお願いします」という返事がきた。ちょうど生理の予定日と重なるので無理だが、この辺で代替案を出さないと、イタチごっこのストレスから逃れられない。

「上旬はあいにく予定が入っていますが、今度の祝日の15時なら都合がつくと思います。確定するのは来週になっても大丈夫ですか?」と返した。生理が来るまで予定を立てられないのだ。承知のメッセージが来て、一件落着。

実はこの頃、私と彼氏の関係は険悪で、連絡も取り合っていなかった。だけど木曜日の午後、彼氏の出身地の土産と「お邪魔しました」という置き手紙をダイニングテーブルに添えて、彼氏が本当に遊びにきたかのような演出まで徹底した。

🧐本性を表したので観察してると

それまで毎日のように男と朝っぱらから顔を合わせるのが億劫だったが、バリアを張れたことで気持ちが楽になった。ところが数日後、男が「今度の祝日、モーニング……」と言い始めた。私はイラッとした。「いや、モーニングはできないですよ」「あ、ランチ……」「いや、ランチもできませんけど」。こいつ何を聞いてたんだ?

「その、プレッシャーに感じて欲しくないので」とNPD男がしおらしく続ける。はぁ?「プレッシャーじゃないですよ?」と正直に返したが、家で茶ぁしばこうつってんのに、既に断ったモーニングやランチをせがんでくること自体プレッシャーそのものじゃねぇのかよぉ。一体何なん?実はこの時点で生理がきていたので、祝日の予定を確定させることもできたが、NPD男の言動に逆撫でされ、結局生理が終わるまで放置することに決めた。

翌朝7時ごろ、ちょっとした用事から帰宅した際、玄関でNPD男と鉢合わせて挨拶を交わした。キッチンに行ったNPD男から「どこか行ってたんですか〜?」とまたもや見れば分かる質問をされたが、私は聞こえなかったフリをしてそのまま階段を上がって自室に戻った。まだ他の住人が寝ているかもしれない時間帯に、リビングを挟んだキッチンから投げかけられたどうでもいい質問に、なぜ玄関から答えないとならないのか。しかもつい昨日、私の伝えたことが何一つ定着していなかったと判明した相手に、いちいち真面目に答える義理はない。

その日から、NPD男が出勤する時間まで朝ごはんを我慢して自室にこもり、出くわさないようにした。

数日後に生理が終わり、イタチごっこを終わらせるために祝日の予定を確定させ、さらに時間制限も設けるため、NPD男がいるキッチンに向かった。「今度の祝日15時から16時までなら大丈夫です」と伝えると、NPD男は「帰ってこれたら……」と言った。「はい?」と理解に苦しんでいる私に、「予定を確認しないとならないので……」と続けた。

わずか数日前、私から既に却下された外食の催促をしたうえで「プレッシャーをかけたくない」と戯言を抜かした挙句、急に「確認しなければならない予定が入っているかもしれない」という不自然な展開や、事実ならば予定変更について事前の連絡がないことや、結局どうするか明確にしない姿勢など総合的な不誠実さ。彼の本性が浮き彫りになった気がした。

祝日の当日になっても一切の音沙汰がなかった。さしずめ私が一緒に時間を過ごしたいわけではないことに気づき、NPD男のプライドが傷ついてしまったのだろうと予想する。でもどんな事情があれ、連絡を一切しないというのは人として如何なものであろうか。

祝日の朝、洗面所に人影が見え、嫌な予感がしたので足を止めた。するとNPD男が頭をひょこっと出して「おはようございま〜す✨」と手を振ってきた瞬間、虫唾が走った。サイコパスとはこのことかと恐怖を覚えながら、他の住人を起こさないように配慮し、会釈だけした。予定の有無の連絡はないままである。

提示した時刻にシェアハウスにいるのも気持ち悪いため、私はここぞとばかりに、お気に入りだけどちょっと高級な喫茶店でその時間を過ごすことにした。

私はシェアハウスの住人として、新しい入居者の要望に無理のない範囲で応えてきたのに、無駄な時間と労力を奪われ、とんだ災難であった。

🤥まるで自己愛性人格障害者

NPD男の態度はまるで私の両親のようだ。いわゆる「ナルシスト」と呼ばれる「自己愛性パーソナリティ障害(自己陶酔症・NPD)」の特徴が著しい。

NPD男は当然のように、私が一緒に時間を過ごしたいものと勝手に思い込み、外食の誘いを断られ続け代替案を提示されただけで拒否されたと勘違いし、自分の思い通りにことが運ばずヘソを曲げているけど、それを悟られたらカッコ悪いから、サイコパスのように「おはようございま〜す✨」と手を振って、痛々しくも必死に「気にしていませんアピール」をしたのだろう。

でも本当はプライドが傷ついているから、代替案を受け入れることも、それを断る連絡もできない言動の不一致が彼の下心を益々丸見えにしているにも関わらず、どんどん墓穴を掘ってゆく。私はこのような面倒臭い人間に育てられたので、彼の心理状況が手に取るようにわかってしまう。

自分勝手な両親の影響で、私は自分の気持ちを蔑ろにする癖がついていた。断ることが非常に苦手で、そのために生きづらい人生を送ってきた。でも今回はその教訓を活かせ、成功体験にできた。

NPD男には心底迷惑したが、私の境界線を引く練習台として現れたのだと肯定的な解釈をすることにした。

私がずっと覚えていた違和感が正しかったことも立証され、その感覚に従って結界を張っていくほど、NPD男の偽善が鮮明になった。

最終的には、私には何一つ落ち度がない形で、彼はそれ以上私に何も要求することができない立場に成り下がっていったのだ。

😌🏃ナルシスト攻略:笑顔で逃げる

最近、NPD男がキッチンに入ってくる際の挨拶に元気がなくなった(爆)。「良い一日を〜♪」と良い人ぶっていた頃のNPD男と変化が著しくて、こちらまで恥ずかしくなる。

いずれにせよ失礼な態度をとったのはNPD男の方なので、シェアハウスの住人であろうが今後、私がNPD男の要望に応える義理はいっさいなくなった。

思いがけずNPD男を去勢させてしまったことで、私は清々しい時間を過ごせている。

今後も私は嫌な人を見かけたら、笑顔でその場を素早く離れよう。迅速に境界線を張り続けて、相手との距離を確実に広げていく。すると相手は、他人の時間と労力を奪ってでも構ってほしかったという独善的な本性を露わにし、それを自分で気づいた頃には恥じて勢いを失ってゆく。

攻撃しなくても相手の力が弱まる様は護身術みたいで、その効果を観察するのは小気味いい。自分の気持ちを大切にし、不要な関わりを避ける術を学び、より生きやすい日々を過ごそう。

💣⚡️番外編:ADHDも?騒音レベルが異常者

シェアハウスの共有スペースを使う時間をずらすことで、私は直接NPD男に会わなくては済んでいたが、隣の部屋なので、NPD男の尋常ではない生活音に毎朝、毎晩悩まされていた。

毎週日曜日朝の異常な爪切り音、深夜1時のヘアドライヤー、携帯充電器のコードが床に弾かれる音、スイッチを消す時の暴音。しょっちゅう何かを床に落としている音……。ADHD疑惑も早い段階から浮上していた。

これらを一つ一つ、耐えられない順番で苦情を言った。私は文句を言うのに慣れていないので、お願いする方がストレスなのだ。

まずは朝っぱらからの爪切りの音。カチッカチッという音に耳元から聞こえてくるだけでも不快なのに、NPD男の場合はカチッカチッコンコンコンコン!!!!!という、異常な騒音が伴う。爪切りを床にぶつけて、爪を出しているような音。

爪一枚一枚を切る度にコンコンコンコン!!!!!そんな爪切りの使い方ある???でも先日、ラジオの苦情言ったばかりだしなーと思いながら、ずっと我慢していた。

自分でも努力をしようと、Appleのノイズキャンセリング機能が搭載されているAirpodsPro2も4万円くらいしたが、奮発した。隣人の騒音でここまでQOL(人生の品質)を下げられるなら、文明の力を味方につけないと。

でも生理前のある朝、もう我慢できなくて、NPD男のドアをノックしたコンコンコンコン!!!!コンコンコンコン!!!!わざと爪切りと同じ四拍子で。
ドアを開けたNPD男に言った。
「あのぉ、部屋からコンコンコンコン!!!!っていう音が響いてくるんですが……」
するとNPD男は
「え?なんだろう」としらばっくれるので、ドアをコンコンコンコン!!!!とノックして、こういう音がずっと聞こえてくるんです」と言った。
「うーん。わからないですね」
「え?わからない?聞こえないんですか?コンコンコンコン!!!!という大きい音」
「はい…….気をつけますんで……」と話を終わらせようとする。
「え?ちょっと待って。原因が分からなかったら、気をつけようがないじゃないですか」
まさかの展開に私は、やっぱりコイツ何も伝わらねーと絶望して、自室に戻った。
するとNPD男が今度は私の部屋をノックして、
「あ、分かりました。爪切りを床に叩いて払う音です。無意識にやっていたから気づきませんでした。」と説明してきた。
いや、爪切りを床に叩きつける音だろうよ。こっちは原因なんてすぐに想像できていたくらい難しいことではないだろうよ。それをしらばっくられるとは思いもしなかったし、「気づきませんでした」って無邪義を演じるくだりに付き合わされること自体が物凄く面倒臭い。とにかく静かにしてくれよ。この壁が薄いこと前にも言ったろ。何を聞いているんだまじで。
「はぁ」疲弊してというのが精一杯だった。

つづく

pneumalogue(心生ぬぅま)
記事を書いた人
pneumalogue

人生で最初に記憶しているのは——寝ている間に受けた、父親からの性 的加害。

抵抗し、逃げたのに、翌朝には母親から「よかったね」と抱き寄せられた......。

あまりにも奇妙で、長い間、ただの悪夢だと思っていました。

このような狂った世界観の中で育った私の視点で言葉を綴って、闇を照らしていきます。

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