自己愛性人格障害の父と母の身勝手な心理操作ガスライティングがダルい
両親が「自己愛性人格障害」で、物心つく頃からターゲット(標的)にされてきた私は、ある種ベテランだ。
私は10代から徐々に距離をとり、20代から家を出て、30代後半から絶交し、40代になった今もなお、彼らの心理的操作「ガスライティング」に気力を奪われている。
ストレス発散のために毎日、ブログに気持ちを書き出してたり、電話相談に数回かけて気持ちを言語化している(1回20〜30分と短いので、質問やアドバイスは予めご遠慮頂いている)。
35年以上、溜まりに溜まった膿を完全に出し切るには一生あっても足りない。そんな絶望感も肯定するしかないと思いながら……。
自己愛性人格障害=自己愛性パーソナリティ障害=NPD>ナルシスト
自己愛性人格障害は「自己愛性パーソナリティ障害」とも呼ばれ、英語ではNarcissistic Personality Disorder(ナルシシスティック・パーソナリティ・ディスオーダー、以後NPD)という。
簡単にいうと、自分の幸福のためなら、他人を不幸に貶めても構わない身勝手な言動が特徴的な精神疾患。
一般的に「ナルシスト」と呼ばれる人(ちびまる子ちゃんの花輪くん等)のうち、病的なレベルな人を指す。
心の操作「ガスライティング」=「自分の方がオカシイ?」と疑わされる
「ガスライティング」は、標的に「自分の方がおかしいのかな?」と勘違いさせるために、繰り返し行う巧妙な言動を指す。
「嘘」と大きく異なる点は、単に事実でないことを言うだけにとどまらず、「標的の感覚を狂わせて、優位に立とうとする」という意図が潜んでいること。
標的を心理的にコントロールしようとする人が使う手法で、NPDも例外なく頻繁に使うことで知られている。
【実例】NPDの毒親が子供を「ガスライティング」で操作する巧妙な手法
「電話できる?最近とても悲しい」弟からLINEが届いていた。
理由を聞くと、こう返ってきた。
「お姉ちゃんがお父さんとお母さんから苦しめられてきというのは分かっているけれど、今でも苦しんでいると知って、僕も悲しくなった」
私はこう答えた。
「意識が芽生えた瞬間から、ずっと苦しかった。でも、それを隠すのが上手かっただけ。演じることに、ようやく限界がきただけだよ」
弟の悲しみは、「壊れた家族を繋ぎ止めることができない無力」からもきているという。
私が長年向き合い、近年は諦めつつあることを、弟はようやく感じ始めているようだった。
弟の目には、「両親はお姉ちゃんと連絡を取ろうと努力をしてきた」というふうに映っているらしい。
先日も私は伝えたばかりだった。
それは「両親が作り上げたいイメージであって、実際には連絡してきていない=する気がない」ということを。
それなのに、まだそのように信じていたなんてーー驚くと同時に、私は弟の中に「否認」という防衛規制が働いているのだと察した。
心理学では、受け入れがたい現実や不快な事実を、意識的にせよ無意識的にせよ、認めないようにする反応「否認」と呼ぶ。
両親が「自分達はまともな人間で、おかしいのは娘の方だ」という印象を植え付けるために、見え透いた嘘を平気で重ね、子どもたちを混乱させながらコントロールしてきた。そんな人間だと認めるには、相当な数の裏切りと長い年月がかかる。私自身が誰よりもそれを痛感している。だからこそ、弟を責めるつもりはまったくない。
そして今、弟の中に起きている「混乱」や「両親への認知の歪み」こそが、ガスライティングの効果なのだと私は注意を促したい。
これから、その背景について、少しずつ話していく。
幼少期からの虐待を自覚→両親との対峙→ガスライティング
私の人生はガスライティングから始まったと言っても過言ではない。私の人生初の記憶は自伝『犯免狂子』の始めの方に書かれているのでここでは割愛する。
2008年頃、私は感情(怒りと鬱)のコントロールができないことから精神の異常に気づき、様々な治療を試みてきた。
怒り方が母親そっくりだったので、私の母親への憎悪が時間差で、身近な人に対して出てきていると思っていた。
2018年5月に受けたゲシュタルトセラピーで、物心つく頃から「悪夢」だと思い込もうとしてきたことが、いわゆる「近親 姦 被害」、父親からの児童性 的虐 待だったと気付かされた。
成人した後にも続いた猥 褻の記憶とも辻褄が合い、気持ちの整理のために、両親からの連絡を放置し、音信不通を徹底した。
その間、幼少期からのトラウマと向き合わないと、虚無感や自暴自棄や性被害に遭い続ける人生から抜け出せない、と幾度も痛感させられる苦しい経験を繰り返した。
『毒になる親』の著者が勧める「親との対峙」は、死ぬことよりも恐ろしいことだった。
でも、一生懸命生きようとしているのに「苦しみながら死にしそうになる」というサイクルを変えたい(死にたいけど、苦しみながら死ぬのは嫌だ)と思い、挑むことにした。
飛行機を二度乗り継いで、両親の暮らす南国の島の空港に着いた。
その島は、誰もが憧れる楽園として知られている。
でも私には、生き地獄の延長線でしかなく、この島でこんなふうに感じたことがある人のは、世界中で私だけに違いないと思った。
空港の近くの芝生に座り尽くしたまま、体は動かなかった。
弟に進捗を報告ながら、両親の家に向かうのを、先延ばしにした。
気づけば日が暮れていて、どこかに野宿することも考えた。
でも気づいたら、両親の家の前まで来ていた。
家の中から父の咳払いが聞こえる。でも母の車がない。私は母が帰宅するまで家の外で待つことにした。
どれくらい待ったか分からないが、とっくに暗くなった頃、仕事着の母が驚いた表情で私の前に現れた。
「とにかく中に入りましょう」と言った母の手を止め、私は「外で、2人だけで話したいことがある」と言い、家から少し離れた近くの道端に移動した。
まずは母親に、おそらく4歳の頃、私が寝ている間に、父親がしていた性的加害の話をした。
母親の第一声は「わかるよ」だった。
その後、すぐ「でも、お父さんがそんなことしたなんて信じられない」
そして「もう、帰らないとお父さんが心配するから」と言って、まだ話を始めたばかりの私が、家に入るのを抵抗しているにも関わらず、
私の両親は私に4年間以上、連絡をしてきていない。LINEもEメールもスカイプもメッセンジャーも知っているのに。
元々私から両親に連絡することはなく、着信があっても放置していたのだけど、2019年5月に私が、彼らからされた性虐待、体罰、心理的操作などの罪を問いただした直後から、連絡が途絶えた。
代わりに両親は「お姉ちゃんの電話番号を教えて」と唯一知らない連絡方法を、弟から聞き出そうとする。
弟が「勝手には教えられない」と言っているのに何度も「連絡がつかない」「会いたいと伝えて」となどど弟に伝言をさせようとする。
本当に連絡しようとしたり、会いたいと思っているなら、第三者を巻き込まずに、本人に直接連絡すればいい話だ。連絡をする気もないのに、「良い親」を演じたいだけという身勝手な言動をしていることがわかる度に、私の警戒心はどんどん強まる。
でもこれこそが、両親の狙いだった。「お姉ちゃんと連絡取れないから、もう諦めるしかない」というシナリオを作り出すことで、自分達は被害者であり、良い親であるというイメージを弟に抱かせ、「本心では向かいたくない私と向き合わなくていい状況」が出来上がったという一石二鳥に成功したのだ。
弟は、自分の両親がそこまで酷いと思いたくない。だから、「でも、本当に精一杯努力していたんだよ。お姉ちゃんの住んでいた家に行って探していたんだよ」と恐ろしいことを言った。
私は両親から物心つく頃から、性的虐待、体罰、心理的操作をずっと受けてきた。もう限界になって、両親と対峙した。彼らが私にしてきた犯罪を問いただしたのだ。彼らは動揺しながら否定しようとしたが、私が彼らと関わりたくないことは分かった上で、いきなりなんの断りもなく、私が住んでいる
心理学では「バウンダリー」
私は電話番号を頻繁に変えるので、両親が電話番号から連絡してきたことなんてないのに。Eメールが主な
、自分がおかしいのかな?言動を繰り返し、
両親とはEメールでやりとりをしてきて、私が彼らと対峙した2019年の直前までやりとりしていたのに、コロナ中も一才の連絡もなく、その間、弟たちには私の様子を影で伺ってい他のは、弟たちの報告で知っていた。両親が海外の家を引き払って日本に引っ越してくるというので、その準備として数ヶ月一時帰国している間も一切の連絡もなく、母が家に帰った後に突然、4年以上ぶりのLINEが2023年に届いていた。
「Hi 元気?」
そのサイコパスぶりに私はパニックであった。この人、どういうつもりで、こんな軽々しく連絡してくるんだろう?何が目的?
最後に母とLINEでやりとりをしたのは2019年の冬。私の誕生日に動くカードがLINEに送られてきた。それはペンギンがオナラの音でハッピーバースデーツーユーを奏でる悪趣味なものだった。
「なんで分かったの?」私は律儀にそのジョークにノってやった。
すると母は「匂ってきたから」と返答。
その一言から、半年間のやりとりの中でモヤモヤしていたことが一気に襲ってきて、返す言葉がなかった。強いていうなら「臭いのはお前らの方だよ」という言葉しかない。
その年の5月、私は彼らが住む南国の島に出向いた。その島の名前を聞いたら、誰もが憧れるパラダイス。でも私は、足に力が入らず、空港の近くの芝生に座り尽くした。着いたはいいが、両親の家に行きたくない。弟に電話して、気持ちを聞いてもらった。
ナルシストと聞くと、ちびまる子ちゃんの花輪くんが思い浮かぶんだけど、実際はあんな可愛いもんじゃない
自己愛性人格障害と言いたいけど、長いのでここでは英語のNacissistic Personality Disorderの頭文字NPDと呼ぶ。
「自己愛」という綴りがややこしい(小児性愛も同様)のだけど、実際、ナルシストは自分への愛が枯渇しているから、標的の意識を自分に向けさせることで心の穴を埋めようとする。
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