CSA啓発

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「対話セラピー」で受刑者が更生『プリズン・サークル』

根っからの悪人っているの? 犯罪者らの悲惨な生い立ちを知ってしまうと「いないのかもしれない」と思わざるを得ない。 だからといって犯罪自体は許されることではない。 時効、刑罰でさえ、被害が一生抱えなくてはならない心の傷に塩を塗る概念だと言って...
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大人も子供も性教育の本質がわかる絵本『うみとりくのからだのはなし』等4選

性とからだの絵本『うみとりくのからだのはなし』(遠見才希子著/佐々木一澄イラスト)は性教育の基本である「皆がそれぞれの体を大切にするために、どうしたら良いか」を考えさせてくれる傑作です。例えば「かわいいから」という理由で自分や他人の子供の頭...
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『氷の城壁』で描かれる心の成長と、対等な関係性

阿賀沢紅茶さんのデビュー作『氷の城壁』を読み終えて、満足感に浸っている。 目次 心理模写 対等な関係 余談 心理模写 登場人物の心理模写が、ここまで細かく描かれた漫画はこれまでに存在しただろうか。 スマホで読むことを意識した縦スクロール漫画...
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『明日、私は誰かのカノジョ』毒親と絶交後も人生甘くない

『明日、私は誰かのカノジョ』が17巻で完結し、もう終わってしまったのかという寂しさと同時に、不完全燃焼を感じている。 なぜなら私は、毒親と絶交した後も苦悩は続くのが現実的だと思っているから。「なんで私を捨てたの」「今度は私がお母さんのことを...
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子どもをねらった性犯罪における社会の脆弱性

『Murder of Childhood(邦題:なぜ少女ばかりねらったのか)』を読み終え、子どもを狙った性犯罪における社会の脆弱性と、脱本的な対策の実践と課題を学び、児童性虐待僕別への希望と絶望が入り乱れている。 本書は、30年で数百人規模...
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『血の轍』17巻、最終話に覚える違和感

⚠︎ネタバレ注意清一がお母さんの介護をし、最後を見届けて、死んだ直後から開放感を味わってるところや、老人になって母親の顔が思い出せなくなっているくだりなんかは、同じ毒親育ちでも自分とは全然違うなと当たり前なことを感じた。私はそもそも両親と絶...
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ゲシュタルトセラピー4回後の変化【トラウマケア】

ゲシュタルト療法で、声と涙と鼻水を出し、心のデトックスができたことで得られた、気づきと変化について記録します。 自分を責めない 私が自己紹介をした後、セラピストは「あなたは悪くない」と言いました。 私にも、そう思いたい部分はありますが、加害...
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「NO」と言う SATCサマンサ役キム・キャトラル不在の影響力

作/犯免狂子 ニューヨークでキャリアウーマン4人組の恋愛模様を描くドラマ『セックス・アンド・ザ・シテ(SATC)』の新シーズン『And Just Like That(『SATC新章』)』に、サマンサ・ジョーンズの姿がないという違和感は半端な...
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映画『エブエブ』 の異次元な挑戦状。

機能不全家族のカンフーアクションSF系コメディー映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)は色んな次元で画期的だ。 「マルチヴァース(多元宇宙:現実世界とは別に複数の宇宙・パラレルワールドが同時に存在するという概...
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漫画『女(じぶん)の体をゆるすまで』性別違和と性被害

己の性別に違和感を感じさせられること。 セクシャル・ハラスメント(性被害)。これらにはジェンダーバイアスという問題が根底にある。ジェンダーバイヤスとは「女・男はこうあるべき」という社会的な固定概念のことで、個人の認識と必ずしも一致しない。だ...